FOOD 2021.12.13

漢方は美味しくオシャレに進化中!DAYLILYに聞いた漢方温活にオススメのアイテム

Temperature of medicinal tea 70〜100℃

秋から冬へと季節が移り変わるにつれ、「なんとなく体がだるい」「肌の乾燥が気になる」など、ちょっとした不調を感じている人も多いのではないでしょうか。それはもしかしたら、体の冷えが原因かも。今年の冬は、漢方の力で体を温めてみるのはどうでしょうか。今回は、「アジアの女性はアジアの叡智でもっと美しくなれる」をコンセプトにした漢方のライフスタイルブランド「DAYLILY」のPR・安井美貴さんに、漢方を使った温活について聞きました。漢方というと、「苦くて飲みにくい」「見た目が地味」などのイメージを持たれがちですが、DAYLILYのアイテムはとっても美味しいうえにデザインがとにかくオシャレなんです! 人気アイテムを紹介してもらいながら、漢方が持つ体を温める要素や、日常に無理なく取り入れる方法など、漢方との上手な付き合い方を教えていただきました。

Writer:末光京子/Photographer:橋本千尋

今日お話を伺ったのは……

daylilyの商品と広報

DAYLILY JAPAN株式会社 PR担当 安井美貴
2019年、DAYLILYが日本に上陸した際にオープニングメンバーとして入社。現在は、PR業務を担当。漢方好きが高じて薬膳の学校に通い、国際薬膳師の資格を取得した。

漢方は健康と美容の「おまもり」。DAYLILYのアイテムの3つのポイントは?

まず、漢方とは何か、というところから教えていただけますか?

安井美貴(以下、安井)

漢方というと、「漢方薬」を思い浮かべる方が多いと思いますが、漢方薬は東洋医学の治療法のひとつです。漢方には「天人相応」という人間の体も自然の一部である、という考え方が基本にあります。一つの不調にスポットを当てるのではなく、漢方を生活に取り入れることで、その人の体全体のバランスを整えることができると考えられています。

DAYLILYのルーツである台湾では、漢方とは薬だけではなく、食事や養生、運動、鍼灸、生活態度などを含めた広い概念として捉えられていて、健康や美容の「おまもり」として生活の一部となっているんです。

「おまもり」というと?

安井:日本では体調が悪くなってから薬で解決しようとしますが、台湾では体調を崩さないように日常に漢方があるんです。体調が優れない時はもちろん、肌のツヤが足りないと感じた時にもコスメだけに頼るのではなく、食事や漢方で体の内側からバランスを整えます。台湾では、日々しっかりと養生することで心も体もヘルシーでいられる、という考えが昔から根付いているんです。

daililyの商品と広報
DAYLILYでは、おまもりのように持ち歩ける小型のアイテムも展開している

漢方は薬というだけではなく、日常に根付いたものなんですね。

安井:そうなんです。台湾ではスーパーやコンビニでも漢方を扱っていて、老若男女問わず気軽に生活に取り入れています。それぞれの家庭で、お母さんから子どもたちに漢方との付き合い方を代々教えていくそうです。私たちも台湾のような漢方のあるライフスタイルを日本に広めて、「どんな1日も素敵な1日となるように、女性たちの体温と気分をあげていきたい」と考えています。

日本ではまだ、漢方は昔ながらのもので、苦くて飲みにくい、習慣化するのが面倒といったイメージがありますよね。その点は、どう払拭されているのでしょうか?

安井:おっしゃるように、日本ではまだ馴染みにくいイメージだと思います。DAYLILYでは漢方へのハードルをなくして、女性にとって身近なものとするために、3つのポイントに力を入れています。

1つめは、思わず手に取りたくなるようなデザインにこだわりました。DAYLILYのアイテムはポーチやバッグに入っていても違和感がない、むしろ気分が上がるようなデザインを目指しています。

daylilyのUplift Herbal syrup
デイリリーの花の鮮やかなオレンジ色をイメージした、洗練されたパッケージが特徴的

確かに、華やかなオレンジのパッケージや花のデザインなど、漢方には見えないオシャレなアイテムばかりですね。2つめのポイントはなんですか?

安井:従来の漢方のイメージを払拭する、美味しさと手軽さです。これまでの漢方は苦いうえに、煎じる手間がかかるものもあって、ハードルが高いと感じる方も多かったと思います。その点、DAYLILYのアイテムは味にこだわっているので特有の苦味がなく、どれもとても美味しいんですよ。また、そのまま飲めたりお湯を注ぐだけで飲めたりと手間がかからないのも特徴です。漢方薬剤師たちと試作を重ねて作り上げています。

それはありがたいし、大事なポイントですね。3つめのポイントはなんでしょうか。

安井:ルールや決まりがないことです。私たちは、みなさんに気分をよくするためにDAYLILYのアイテムを取り入れてほしいと思っています。そのため、「毎日飲まなくてはいけない」とか、「このタイミングで取り入れてほしい」などのルールは設けていません。体にいいものを無理せず気軽に取り入れられることも、ポイントだと思います。

美味しく飲みやすい漢方で体を温めてポカポカの体質に

ここからは、漢方と体温の関係について教えてください。

安井:漢方では「冷えは万病の元」と言われ、食生活やその他の生活環境、臓腑の働きの低下、気血の巡りの悪さ、血の不足などが冷えの原因と考えられています。なので台湾の人たちは、体を温めることよりも、徹底して体を冷やさないように心がけているんです。生理中はもちろん、日頃から氷の入ったドリンクや冷たい食べ物を控えている人が多いそうです。

へぇ〜、本当に徹底しているんですね。体の冷えが気になった時に飲む定番の漢方ってあるんでしょうか。

安井:台湾の女の子たちは、体を温めたい時は黒糖生姜ドリンクを飲むのが定番です。DAYLILYにも台湾で昔から飲まれてきた黒糖生姜のドリンクをヒントにした「Uplift Herbal syrup」というアイテムがあります。お湯を注ぐだけで作れて体を温めてくれるので、寒さを感じる時や風邪のひき始め、生理期間をサポートするのに最適なんです。

daylilyの商品と広報

「Uplift Herbal syrup」にはどんな素材が入っているんですか?

安井:黒糖と蒸して乾燥させた生姜をベースに、黒棗(クロナツメ)、龍眼(リュウガン)、桂枝(シナモン)など8種類の和漢植物をブレンドしています。黒糖や黒棗、龍眼の優しい甘さと、生姜と桂枝のスパイシーさが感じられ、お湯を注ぎ熱いうちにふーふーしながら飲むと、体が芯からポカポカしてくるのを感じますよ。試飲されたお客さまの中には、一口目から汗がじんわり出てくる、とおっしゃる方もいるくらいです。

オススメの飲み方はありますか?

安井:シロップ状なのでお湯で解いて飲むのが基本の飲み方ですが、豆乳で割っていただくとまた違った味わいになりますよ。両方とも試してみてください。

Uplift Herbal syrup

お湯割りは、黒糖の濃厚な甘みと生姜の風味がして飲みやすいです。豆乳割りのほうは……あ、チャイラテだ。まろやかですごく美味しいです!

安井:よかったです。一つひとつ小分けのパウチになっているので、オフィスなどの出先でも飲みやすいと思います。

他にも、オススメのアイテムはありますか?

安井:ASIAN SUPER POWDER 〜Pre Moon Smooth〜 望月茴香亞麻仁粉」というパウダータイプの商品もオススメです。仏手柑(ブッシュカン)や小茴香(フェンネル)などがブレンドされていて、巡りをよくしたりイライラにもよいとされています。ココア味で水なしで飲めるので、どこでもさっと飲むことができますよ。こちらもどうぞ、試してみてください。

ASIAN SUPER POWDER 〜Pre Moon Smooth〜 望月茴香亞麻仁粉
外箱はタバコサイズで、中はスティックタイプの小包装になっているので気軽に持ち歩ける

漢方らしさもありつつ、ココアの風味も感じますね。スパイシーなココアといった味で、甘みも感じます。美味しいです。

安井:美味しいと感じるということは、もしかすると巡りがよくないのかもしれません。体が欲しているとより美味しく感じるようで、お客さまから「味が変わりました?」と聞かれることもあります。この商品を気に入ってくださるお客さまの中には、「これがないと生理期間が乗り切れないから」と、まとめ買いをされていく方もいらっしゃいますよ。

まさにおまもりのようなアイテムなんですね。DAYLILYでは、お茶やサプリだけでなく、台湾火鍋のセットも発売されたそうですね。

安井:台湾人は、元気が足りない時や冬の寒い時期に火鍋を取り入れて体を整えます。年末や新年会など、イベントごとには必ず登場するくらいポピュラーな料理です。なので日本でも自宅で気軽に本格的な火鍋を楽しんでいただきたくて、濃縮スープだけでなく、素材をそのままブレンドしたスパイスもセットにした「TAIKAN YOJO HOTPOT 台漢養生火鍋」を開発しました。

TAIKAN YOJO HOTPOT 台漢養生火鍋

スパイスもセットになっているのは珍しいですね。

安井:そうなんです。濃縮スープには花椒(カショウ)、八角(ハッカク)、茴香(ウイキョウ)、カルダモン、甘草(カンゾウ)、枸杞(クコ)、玉竹(ギョクチク)、山藥(サンヤク)などが入っています。スパイスセットにはナツメグ、棗、枸杞、花椒、桂皮、八角、赤唐辛子などの和漢素材を使用しています。

台湾では火鍋は辛いのが当たり前ですが、台湾の漢方薬剤師たちと何度も試作を重ねて、日本人でも食べやすいように辛さ控えめだけれど、スパイスがピリリと効いたヘルシーな味に仕上げています。この火鍋で台湾気分を楽しんでもらえたら嬉しいです。

TAIKAN YOJO HOTPOT 台漢養生火鍋

食べるお茶やカフェなど多様な展開で「女性の一生に寄り添えるブランド」を目指して

DAYLILYを代表するアイテムとしては、食べられるお茶「EAT BEAU-TEA」シリーズが人気だそうですね。どんな商品なんでしょうか?

安井:飲んで食べて綺麗になれるお茶のシリーズで、全部で3種類あります。一番人気なのが「EAT BEAU-TEA〜My Favorite Things〜」で、黒豆と棗、龍眼を集めたお茶です。ツヤが足りない時やリラックスタイムにぴったりですよ。

お湯を注ぐだけで飲めるんですか?

安井:お湯を注いでお茶として飲むのも美味しいですが、ヨーグルトにそのままかけたり、お米と一緒に炊いて炊き込みご飯にするのもいいですよ。今日はお湯割りをどうぞ。

EAT BEAU-TEA〜My Favorite Things〜

自然な甘みで美味しいです。素朴な味ですね。

安井:そうですよね。棗と龍眼の自然な甘みだけで、砂糖は使っていないんですよ。同じシリーズでハトムギ、棗、小豆を集めた「EAT BEAU-TEA〜Thinkin Bout You〜」は溜まりがちなものをさらさらと流し、毎日を気持ちよく過ごすためのサポートをしてくれる商品です。小豆の甘みとハトムギのザクザクした食感が特徴ですね。こちらもお湯割りをどうぞ。

おお、グラノーラを食べているような食感です。お湯を注がずにそのまま食べても美味しいですね。

安井:そうなんです。続いて、洛神花(ハイビスカス)、山査子(サンザシ)、氷砂糖を集めた「EAT BEAU-TEA〜Lovely Day〜」は、お湯を注ぐとピンク色になるかわいいお茶です。漢方では甘みと酸味が合わさると潤いを補ってくれると言われていて、これはまさに甘酸っぱい味なので潤いが足りない時や食べ過ぎちゃった時にオススメです。

EAT BEAU-TEA〜Lovely Day〜

ほんとだ、鮮やかなピンクでキレイですね。甘酸っぱくて飲みやすいです。ちなみに、安井さんが個人的に愛用されているアイテムはありますか?

安井:Asian super powder 〜pre party tint〜」という、水なしで飲めるパウダーサプリメントをよく飲んでいます。ハトムギや真珠の粉、高麗人参などがブレンドされていて、私は元気が足りない時や肌の調子がよくない時に取り入れています。レモン味で飲みやすく、リフレッシュできるんですよ。

Asian super powder 〜pre party tint〜

確かに、お肌がツヤツヤで羨ましいです!

安井:ありがとうございます。だとしたら、それは本当に漢方のおかげです(笑)。以前は、秋から冬にかけては肌が粉を吹くくらい乾燥していたんですが、日常的に漢方薬や食養生、DAYLILYの商品を取り入れるようになってからは肌の調子が安定してきて、冬を乗り越えられるようになりました。他にも生理前後など、体のいい変化を感じています。

それはいいですね。では最後に、DAYLILYの今後について教えていただけますか?

安井:将来的には、「女性の一生に寄り添えるブランドになりたい」と考えています。DAYLILYでは、お客様や社員、スタッフのことを一緒にヘルシーなライフスタイルを探求する仲間と考えているので、「Sister」と呼んでいまして。日本のSisterたちにとって、漢方が少しでも身近な存在になるように、同じ目線で商品をつくりお届けしていきたいです。

新しい展開としては、2021年11月に心斎橋パルコにDAYLILY初のヘルシーカフェスタンド「DAYLILY KAMPO STAND」をオープンしました。「台漢養生スープ」や「ヴィーガンBAO(台湾風バーガー)」、人気の食べるお茶「EAT BEAU-TEA」、杏仁茶などが楽しめるので、大阪に行かれる際はぜひ立ち寄ってみてください。

daylilyの商品と広報
Haw stick 山査子スティック」や「Jujube 棗」もヘルシーなおやつとしてオススメだそう

まとめ

DAYLILYのアイテムは、「体にいいことをしなくちゃ」という義務感からではなく、その美味しさから飲み続けたくなるものばかり。華やかでオシャレなデザインと相まって、今までの漢方に対するイメージがガラリと変わりました。実は取材が終わった後、取材スタッフ全員が試飲・試食したアイテムにハマってしまい、DAYLILYでお買い物をして帰ったほど。

台湾では、日常の中に自然と溶け込んでいるという漢方を私たちも取り入れて、体の内側からキレイになることを意識するのが大切なのかもしれません。漢方で体のバランスを整えて、今年の冬は冷えとは無縁で過ごしたいですね。

INFORMATION

DAYLILY JAPAN 株式会社

〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7

公式HP:
https://daylily.com.tw/

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マガジンど 編集部

あらゆるものの温度について探究していく編集部。温度に対する熱意とともに、あったかいものからつめた〜いものまで、さまざまなものの温度に関する情報を皆さんへお届けします。

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