BEAUTY 2020.03.27

サウナに入ると髪が傷むって本当?

the sauna 90℃

最近のサウナブームにともなって、サウナに興味が出てきたある日「サウナは髪を傷める」という話を聞いてしまいました。サウナは気になるけど、髪は傷めたくない!......ということで、本当にサウナで髪は傷むのか?また傷む場合の防止策やヘアケア方法など、サウナと髪の関係について調べてみました。

Writer:編集部ナナコ / Photographer:橋本千尋 / Illustrator:佐久間茜

最近、年齢や性別を問わずサウナが話題になり、ここ数年サウナブームが続いています。実はもれなくライターの私ナナコも、最近サウナに興味を持ち始めたサウナビギナーです。ビギナーとあって、いまだ”整った”状態になったことはありません。(最近ようやく、温冷浴デビューをしたばかり※温冷浴:温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる方法。)

あの熱さと息苦しさが苦手で敬遠してきたのですが、周りのブームにつられてちょっと興味が沸きつつあるこの頃。ただ、そんなときにあることを耳にしました。

それは、「サウナって、髪が傷むらしい」ということ。

サウナで髪が傷んでいる女性

まだこれからサウナを知る私には、正直ちょっと怖いしマイナスな印象…。ただ、やっぱりサウナに興味はあるし、本当かどうかわからない情報で足踏みするのもなんだかもったいない。
なので今回は、「サウナに入ると髪が傷む説」について調べてみることにしました。サウナラバーも、サウナビギナーも、そしてビギナーになろうとしている同志も、必読です。

目次

  1. サウナで髪は傷むのか
  2. サウナの熱から髪を守るために
  3. すでに傷んでしまった髪はどうすれば?
  4. サウナでヘアケアを楽しもう
  5. サウナは美髪の敵じゃない

サウナで髪は傷むのか

結論から言うと、何もせずに髪が濡れたままの状態でサウナに入れば、熱変性により髪のタンパク質が硬くなり、傷んでしまうようです。ただこの熱変性は、髪にとっては割と日常的なこと。シャワーやドライヤー、ヘアアイロンやストレート&デジタルパーマなどの熱処理を髪が濡れた状態で行えば、だんだん毛先がパサパサして枝毛になったり切れてしまったりしますよね。

濡れた髪が高温にさらされる様子

サウナでの髪の状態も同様に濡れた髪が高温にさらされた状態で、日常で受ける、髪がドライヤーなどの熱で受けるダメージと一緒なんです。
どちらのダメージも気付きにくいため、そうして日々の積み重ねによりダメージがどんどん広がる可能性も。サウナでも日常でも、熱変性に意識を向けて対策していくことが大事です。

サウナの熱から髪を守るために

では、サウナに入る際にはどうやって髪をケアしてあげるといいのか。ずばりポイントは、「とにかく髪の保湿に徹すること」。加えてサウナの高温を活かすことで、髪にもいいケアが実現するようです。手順も意外と簡単そうなので安心。

濡れタオルに包まれた美しい髪の女性

サウナ用ヘアケア方法

  1. 髪が濡れている場合はしっかりとタオルドライし、オイルやトリートメント塗る
  2. 濡れタオルを頭に巻いて髪を包む※タオルは手順1と同じくらい濡らす
  3. サウナへ入室※サウナ室や水風呂にオイル・トリートメントを落とさないように十分注意
  4. サウナ室を出てトリートメントを洗い流す
  5. 髪をなるべく早く乾かし、キューティクルをしっかりと閉じて守ってあげる※地肌→最後に傷みやすい毛先、という乾かす順番は鉄則

髪を傷める原因にもなるサウナの高温ですが、しっかり手順と方法さえ覚えれば、家よりも効果的にケアをしてあげることができるんですね。

すでに傷んでしまった髪はどうすれば?

サウナの熱で髪が傷むとはつゆ知らず、「すでに髪の毛が傷みまくってるかもしれない…」なんて青くなってるサウナラバーズもいらっしゃる気がします。そんな場合も焦らず、諦めず、しっかりケアしてあげることでリカバリーできるんです。

髪をケアする女性

とにかく手っ取り早く、傷んだキューティクル(髪の毛の一番外側の部分)をケアしてあげるには、サロンでのトリートメント補給が効率いい&効果的な方法。潔くプロに任せちゃうのが吉です。
そして、日常的に栄養分を髪の毛に与えてあげることも非常に大事。これはサウナに行く行かないに限りませんね。ドライヤーも熱変性ダメージにつながるので、日々のヘアドライ熱によるダメージを軽減してあげることも大切です。

ただ、今すぐおうちでなんとかしたい人やサロンに行く機会が作れない人もいるはず。そんな人へおすすめ商品をご紹介します。

自宅でヘアケア!おすすめ商品

ミルボン インフェノム CMパック 12g

ミルボン インフェノム CMパック 12g

サロンケアの代わりはもちろん、日々のケアに取り入れるのにも◎個包装になっているので、サウナや銭湯といった施設に持って行く際にもかさばらないのがGOODです。

LUSH Marylin ホットオイル/トリートメント

LUSH Marylin ホットオイル/トリートメント

こちら、私はサウナにまだ行ってすらいないのにパーマとカラーで髪がパサパサなので、先日LUSHのスタッフさんにすすめられて買ったものです。
シャンプー前に塗って20分放置したら、洗い流していつも通りシャンプー&リンスするだけでOK。お手軽なので、銭湯やサウナでも使いやすいかも。ふわふわの仕上がりで、パーマのスタイリングがラクになります。

ヘアケアというとちょっと億劫になりがちだけど、お店で店員さんに相談しながら選べるのはコスメやヘアケア商品のいいところだなあと思います。

サウナでヘアケアを楽しもう

最後は、サウナに持って行きたいヘアケア用品を厳選してご紹介します。銭湯やサウナって、荷物を最小限にしたい気持ちと、せっかくだからシャンプーもリンスも髪がキシキシにならないのを持って行きたい…というはざまで揺れますよね。

かくいう私も、今までは備え付けのものを使ったりしていたんですが、サウナで髪の保湿ができることもわかったし、せっかくなので次はヘアケアの観点からもサウナを楽しめるグッズを持って行きたい!

サウナでヘアケア!おすすめ商品

ミルボン ディーセス リンケージ ミュー 4X

ミルボン ディーセス リンケージ ミュー 4X

個包装で持ち運びができるのが魅力的。きっちり時間をおくことで効果がグンッとアップするので、サウナ中にぜひ常備したい1本。女性らしい香りもステキなんです。髪をしっかり保湿、補修してくれて、これがあるのと無いのじゃ1日のサウナ満足度が変わってくるといっても過言ではありません。

THE HONEY OiL“Bless”ヘアオイル「ブレス」

THE HONEY OiL“Bless”ヘアオイル「ブレス」

オイルなのにベタつかないサラサラでしっとりなテクスチャーがサウナにGOOD。最大の魅力は“はちみつの香り”で、精神安定剤にもなりそうな香りにもう病みつきになること間違いナシ。
生はちみつが天然植物オイルと溶け合っているため、低刺激で、地肌にも優しい使い心地です。タオルドライしてからつけるのがポイントで、乾かすと1日中サラサラが続きます。

サウナは美髪の敵じゃな

今回わかったのは「予防さえすればサウナは髪にとって悪ではない」ということ。むしろ、味方になりうる可能性があります。髪へのダメージが気になってちょっとサウナにハマることに躊躇していた私も、やっぱりサウナにハマりたくなりました。

もちろん向き不向きはあるけれど、物は試し。サウナもヘアケアも、いろんな情報を吸収しつつ楽しんで実践していきたいと思います!

参考

PRODUCED by

編集部 ナナコ

美大卒業後、雑誌編集を経て、現在はフリーのライターやイラストレーター、ADとして活動。

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