花粉症が気にならない島、暖かい春の宮古島へ「避粉」Trip

Miyakojima / 20℃

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寒い冬の時期ももうすぐ終わり。季節が春に向かうと心配になるのが花粉症。この時期になるとマスクやティッシュが手放せない、という人も多いはず。
「ああ、花粉が気にならない場所があればいいのに……」そんなあなたに花粉の影響もなく、青い海と離島のゆったりとした雰囲気を楽しめる「避粉地」沖縄・宮古島を紹介します。

Writer:新開 翼(株式会社 エディターズ)

伊良部大橋
▲宮古島と伊良部島を結ぶ、伊良部大橋

目次

  1. そもそもなぜこの時期に花粉症の人が多いの?
  2. 花粉から逃れられる場所が日本にあるの?
  3. 「避粉地」沖縄県で最もおすすめの場所、それが宮古島!
      おすすめする理由 1:心地よく過ごしやすい気温
      おすすめする理由 2:雨が少なく過ごしやすい天候
      おすすめする理由 3:航空料金が安い
  4. 避粉地・宮古島のおすすめ観光スポットはこちら!
      観光農園 ユートピアファーム宮古島
      RuGu Glamping Resort(ルーグーグランピングリゾート)
  5. おわりに

そもそもなぜこの時期に花粉症の人が多いの?

地域によって時期のずれや飛散量の違いはありますが、一般的に花粉症にかかる人が多い時期は2〜4月。ニュースでも花粉の飛散状況が報道されたり、ドラッグストアなどに対策グッズが多く登場します。
これは花粉症にかかる多くの人がスギやヒノキの花粉により花粉症を発症していて、そのスギやヒノキの花粉が多く飛ぶのがこの時期だから。鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー反応を起こして、勉強や仕事にも影響が出てしまう人も多くなります。デスクにティッシュや目薬が手放せない人を多く見かるようになりますよね。

花粉飛散量比較表
▲1月〜6月 東京の花粉飛散量 参考:エスエス製薬「花粉カレンダー・関東エリア」

花粉から逃れられる場所が日本にあるの?

それが……あるんです!沖縄県にはメジャーな花粉症の原因である、スギやヒノキがほとんど植えられていません。
日本では第2次世界大戦後、林業資源を復興させるために政府の指導で成長が早いスギを中心に植林していきましたが、1972年までアメリカの統治下にあった沖縄県ではほとんど植えられませんでした。

またこの数少ないスギやヒノキも、平均気温が他県より高い沖縄県では「休眠打破」になりにくくなっていることも要因の一つ。「休眠打破」とは何かと言うと、気温が低くなると休眠し生育が止まり、暖かくなると休眠から覚める、動物の冬眠と似たような現象のことです。

実は、この「休眠打破」が起きるとスギやヒノキは花粉が飛びやすくなります。
沖縄県以外でちょうど2~4月にかけて花粉が飛散するのも、「休眠打破」が起こるから。反対に、「休眠打破」になりにくい沖縄県のスギやヒノキは花粉が飛ばない、もしくは花粉の飛ぶ量が少ないのです。

厳密に言えば、リュウキュウマツやサトウキビなど、花粉症の原因となる植物は沖縄県にもあるのですが、スギやヒノキほど強力ではないため、結果「沖縄県は花粉から逃れられる場所」=「避粉地」と言えるのです。

前浜ビーチ
▲宮古島を代表する、与那覇前浜ビーチ

「避粉地」沖縄県で最もおすすめの場所、それが宮古島!

さて沖縄県が花粉から逃げられる「避粉地」であることが分かっていただけたかと思いますが、その中でも宮古島は花粉が多く飛散する2月〜4月におすすめ。理由は大きく二つあります。

おすすめする理由1:心地よく過ごしやすい気温

花粉症が流行し始める2月、東京の平均気温は5.7℃。3月は8.7℃、4月は13.9℃。そんな東京の気温と比較すると7~10℃くらい暖かいのがこの時期の沖縄県。
しかし、沖縄本島では2月頃になると10℃前後まで下がることもあり、また風も他県より強いために意外と寒く感じるかもしれません。
いっぽう、沖縄本島よりさらに南に位置する宮古島は2~4月の平均気温が18~22℃と過ごしやすく、体感にもよりますが、1枚長袖を着ればじゅうぶん快適に生活することができます。

東京、那覇、宮古島の気温比較表
▲1月〜6月 東京と那覇・宮古島の平均気温(℃) 参考:気象庁 1981〜2010年平均気温データ

おすすめする理由2:雨が少なく過ごしやすい天候

また宮古島の平均雨量は1~3月が少ない時期で、気候が安定しています

東京と那覇・宮古島の降水量比較表
▲1月〜6月 東京と那覇・宮古島の降水量(mm) 参考:気象庁 1981〜2010年平均気温データ

5月からは梅雨に入り、また梅雨が過ぎると台風が多く通過する時期に入るので、せっかく沖縄を訪れても宿泊施設に閉じ込められてしまうこともしばしば。

関東甲信と沖縄の梅雨時期比較表
▲1月〜6月 関東・甲信と沖縄の梅雨時期 参考:気象庁 1981〜2010年平均気温データ

気温も安定してほどよく過ごしやすく、大雨や台風の心配が少ない2~4月こそ、宮古島を訪れるのに適した時期と言えるのです。

おすすめする理由3:航空料金が安い

いくらおすすめとは言え、渡航費が高くては行きたくても行けませんよね。でも大丈夫。
宮古島を訪れる人はダイビングやシュノーケリングなど、マリンアクティビティを楽しむために訪れる人が多く、よりアクティビティに適した7~8月に観光客が集中します。この7~8月が航空料金やツアー代金高騰のピークになるため、反対に7~8月でなければ宮古島は比較的安く訪れることができるんです。
2019年には下地島空港の旅客ターミナルがオープンし、成田国際空港や関西国際空港(春~秋に運航)から発着するLCCを利用すると、片道5,000円~6,000円台、セール運賃で購入すれば片道1,000円台で行けることもあるのです。

つまり、2月〜4月の花粉が増える時期に過ごしやすい気温や天候で、航空料金も安いなんて、「避粉地」として宮古島は最良の選択肢なんです!

▲LCCが発着する、下地島空港ターミナル

避粉地・宮古島のおすすめ観光スポットはこちら!

宮古島の数ある観光スポットの中から、ぜひ訪れてもらいたい2つのおすすめスポットを紹介します。

観光農園 ユートピアファーム宮古島

観光農園 ユートピアファーム宮古島

まずは、南国・宮古島らしいフルーツや植物たちに出会え、スイーツも楽しめる観光農園です。
宮古島市の中心、平良地区から車で約20分、宮古空港からは車で約10分の位置、上野地区にある「観光農園 ユートピアファーム宮古島」には、マンゴー園、フラワー園、フルーツ園の3つの農園があり、南国らしいフルーツや色とりどりの花々が育てられています。

宮古島で栽培される代表的フルーツがマンゴー。2月に花が咲き始め、3月~4月にかけて実が成長します。マンゴーの花の姿は、マンゴーの実ほど鮮やかではありませんが、マンゴーの花が見られる機会はなかなか無いので、貴重な体験ができます。

マンゴーの花
▲マンゴーの花

またマンゴーの花に加え、宮古島市の市花であるブーゲンビリアが色鮮やかな姿をみせるほか、250品種以上もあるハイビスカスなど四季折々のたくさんの花々が出迎えてくれます。
ブーゲンビリアは中央アメリカから南アメリカが原産の植物。実はブーゲンビリアには「花びら」がありません。色のついた部分は花びらではなく葉の変化した「苞(ほう)」と呼ばれる部分なんです。

ブーゲンビリア
▲園内で美しい姿を見せる、ブーゲンビリア

また農園内で収穫されたフルーツを使ったスイーツが楽しめるパーラーもあります。季節限定の生フルーツを使ったメニューの中には2~4月の時期に取りそろえがないものもありますが、ソフトクリームにフルーツの果肉が入ったフルーツソフトは通年で楽しめるメニューのひとつです。

パーラーで飲食もできるほか、園内にも座席があり、花々に囲まれながら味わうこともできます。万が一天候が良くない日でも南の島の雰囲気をゆったり感じることができる、宮古島でも数少ないスポットです。

Information

観光農園 ユートピアファーム宮古島

観光農園 ユートピアファーム宮古島

住所:沖縄県宮古島市上野字宮国1714-2
電話:0980-76-2949
営業時間:10:00~16:30
定休日:日曜日
入園料:360円
URL:https://www.utopia-farm.net/

RuGu Glamping Resort(ルーグーグランピングリゾート)

ルーグーグランピングリゾート公式サイト

もう1つは、ここ数年全国各地に登場しているグランピング。宮古島から来間大橋で結ばれた来間島に2019年4月にオープンしたグランピングスポットを紹介します。

ルーグーグランピングリゾートのエントランス
▲緑に囲まれた、RuGu Glamping Resort のエントランス

宮古島市の中心、平良地区から車で約30分。宮古空港からは車で約20分の位置にある来間島。
のんびりとした島の中にあるRuGu Glamping Resortは、1棟貸しのトレーラーハウス型の部屋が並ぶヴィラ(1棟最大4人まで宿泊可能、1棟4名朝食付き40,000円~※人数・季節により変動あり)。
トレーラー型ヴィラの前にはバーベキュースペースがあり、自然を感じながらあぐー豚や島野菜など島の味覚を堪能することができます。夜でもそれほど冷え込まない宮古島なら、この時期でも快適にグランピングを楽しめます。

ルーグーグランピングリゾート ディナーエリア
▲グランピングを楽しめるディナーエリア(1日最大10組限定)

メニューはスタッフが1品ずつ焼きたてを提供するコース方式。あぐー豚のステーキやソーセージ、宮古塩焼きそばなどを南の島の屋外の雰囲気を感じながら楽しむことができます。
しかも、宿泊客だけでなく、グランピングのみの日帰り利用が可能、また当日12時までに予約すればOKなのも嬉しい点です。

▲ディナーエリアは南国の雰囲気で食事を楽しめる

さらに、バーベキューエリアにはバーカウンターも併設されています。島の心地よい風にふかれながら、美味しい食事を楽しみながらお酒もすすみそうですね。バーベキュー料金にプラス2000円で飲み放題をセットすることもできます。

ルーグーグランピングリゾート アウトドアバーのカウンター
▲アウトドアバーのカウンター

Information

RuGu Glamping Resort(ルーグーグランピングリゾート)

RuGu Glamping Resort(ルーグーグランピングリゾート)

住所:沖縄県宮古島市下地字来間156-71
電話:0980-79-0070
営業時間:18:00~(ディナースタート時間)
定休日:荒天時
グランピングディナー料金:1名4000円(飲み放題はプラス2000円)
URL:https://www.rugu.co.jp/

おわりに

花粉のピーク時期に花粉から逃れられて、温暖で過ごしやすく、観光スポットも充実している宮古島、行きたくなりました、よね?今すぐ飛行機チケットを確保して、宮古島へ出かけてみませんか。

produced by

Writer ボーヤ

暑がり代表。見た目もこんがり。広告会社を経て、現在は地域の6次産業化を支援。「マガジンど」発起人。

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