吉田怜香の着回しテクニック!
季節の変わり目ファッションを楽しむコツ

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Beauty

気温の上下が激しい季節の変わり目、みなさんはどんなコーデをしていますか? 今回は20〜30代の女性から絶大な人気を得ているショップ「LIFE’s」のディレクター・吉田怜香さんに温度調節がしやすいコーディネートをお聞きしました。また、現在ご本人が妊娠8ヶ月でもあることから、マタニティファッションのポイントについても聞きしました。

取材・文:SAKURA

感度が高い女性のためのライフスタイルショップ「LIFE’s」で、ディレクターを務める吉田怜香さん。オリジナルブランド「TODAYFUL」のデザイナーとしても活躍し、そのライフスタイルも含めて、多くの女性から支持されています。

19歳からセレクトショップの販売員としてキャリアをスタートしたという吉田さん。仕事への想いや自身のファッションへのこだわりにくわえて、妊娠8ヶ月のいま思うファッションの楽しみや「マタニティにもおすすめの気温別コーデ」などを伺いました。

自分自身が「着たいと思える服」をつくり続けています

10代の頃からこれまでずっとファッションにまつわる仕事を続けてきた吉田さん。23歳のときにプロデューサーとして携わった「Ungrid」を経て、現在の「TODAYFUL」を立ち上げたのは、6年前のことでした。

服のデザインや、ブランドのディレクションの仕事をやらせてもらう機会に恵まれてから、まず自分が着たい服をイメージしてつくること、その世界観を届ける空間(ショップ)をもつこと。これはずっと変わらずベースにあります。ブランドを大きくするよりも、自分の手が届く範囲で納得いく仕事をすることに価値を感じるので、「LIFE’s」もそのなかで、お客様に私たちが良いと思うものを共有し続けていけるのが理想。

ファッションとしては、すごくファッショナブルなアイテムや奇抜なテイストより、日常やTPOになじみつつ『ちょっとセンスいいよね』くらいの服が好き。より自分らしい規模感で、好きなスタイルを表現したくて、今のブランドを立ち上げました。

ディレクターの仕事は前に出ることもありますが、裏方の仕事が好き、と吉田さん。

服をつくる仕事には、熱量を持って取り組んでいます。 服をつくること、ショップの内装や雰囲気。スタッフのビジュアルをチェックしたり、毎シーズンのLOOK BOOKのスタイリングやページデザインなど……そういうクリエイティブに関しては、細かいところまでこだわりたいので、自分でもかなり面倒くさいタイプだろうなって思います。

とにかく、そのときの自分が『一番いいと思うもの』を出したいんです。良ければ結果はついてくると思うタイプなので、『これなら売れる』みたいなことは、じつはあまり考えていません。

たとえば、営業サイドから「昨シーズンとてもよく売れたシャツの、似たシャツがほしい」と言われても、自分が今年それを着たいと思えなければ、つくりません。そうやって、自分の直感を大切にしてきました。

『売る目線』を最優先にしなくても、いまブランドが成り立っていて、好きなものをつくり続けていられる環境は、本当にありがたいですね。もしそのベースを変えないといけなくなってしまったら、私はデザイン出来なくなるかも……。それくらい、自分の『好き』を軸にしています。

そんな情熱を持ちつつも、クールな頭で進めるのは、情報収集。よいものをつくるために、いつもぴんとアンテナを立てています。

情報を集めるのは、海外での旅や、古着が好きなのでヴィンテージショップにもよく行きます。あとはInstagramやPinterestからも。好きなインテリアとか海外の雰囲気、気になる空間……。そういういろんな“空気”をストックしておく。それで、自分の好きな空気感に合う人柄やファッション性をイメージしながら、デザインに落とし込んでいっています。

ファッションのこだわりは「頑張りすぎず、好きなものを」

普段意識しているわけではないけど、改めて考えてみると、自分自身のファッションにもいくつかルールがあります。たとえば「頑張りすぎないこと」「着ていて心地がいいこと」。具体的なスタイリングでいえば「かわいいよりはかっこいい」「コンプレックスの足をカバーできるシルエット」「TODAYFULと古着をミックスする」など。

自分のブランドと古着を組み合わせたスタイリングは私の定番です。古着なら人とかぶらないスタイリングができるし、ちょっとくたびれた質感もいい。ワードローブは、9割くらいが自分のブランドと古着です。

そんな吉田さんはいま、妊娠8ヶ月。お腹がどんどん大きくなってきているけれど、ファッションはとくに変わらず楽しみ続けている、と語ります。

もともと妊娠中だからってマタニティウェアを着ないとっていう概念をとっぱらいたい気持ちが強かったんです(笑)。もちろんお腹は大きくなっていくので、ワンピースの出番が増えたりはしているけど、好きな服を着てワクワクする気持ちを優先したいので、どちらも両立できるTODAYFULのゆったりしたシルエットの服を選んで、いつもどおりに着ています。

【気温別】
マタニティでも楽しめるおすすめファッション

ではこれから、妊婦さんはどんなコーデが楽しめるのでしょう? 不安定な気温や室温にもばっちり対応できる……そんなコーデを、吉田さんにセレクトしてもらいました。

【気温18℃~25℃】
羽織るだけでかっこよさ倍増! ワザありジャケットコーデ

普段からジャケットが好きで定番でもあるという吉田さん。

妊娠中って、つい楽なワンピースなどの出番が多くなりがちですが、そんなときこそマニッシュなジャケットが使える。さっと羽織って、さらに大ぶりなアクセサリーを合わせるだけで、とてもかっこよくまとまります。ボタンを開けておけば、お腹が大きくても問題なく着られるはず。思ったよりも気温が上がって暑いようなら、肩にかけるだけでもこなれた雰囲気に。

幅広いスタイリングに合うノーカラーのジャケットは、袖のスリットで今年らしさアップ。腕はスリットから出しても、ふつうに袖から出してもOK。

Soft Rib T-Shirts/Piping Linen Jacket/Tuck Tapered Trousers/Oval Chain Necklace(Silver925)

【気温20℃~28℃】
トレンドのシースルーを取り入れて、夏の”透け感”を

マタニティだからといって、いわゆるマタニティウェアに手を出さなくたって、トレンドも楽しみつつ着られる服はたくさんあります。シアー素材なら丈が長くても重く感じないので、こういうロングジャケットでも爽やかに着られておすすめ。身体の線を隠したい人にもいいですね。

シースルー×異素材で、それぞれの素材感を楽しむのがスタイリングのコツ。このコーデでは、コットンのタンクトップにジョーゼット風のパンツを合わせている。

本人もお気に入りの羽織りは、着回ししやすいようシンプルに仕上げたという。

Box Sheer Tanktop/Sheer Shirts Gown/Satin Mini Purse RE STOCK

【気温28℃~30℃】
らくちん普段着に一枚重ねて、暑い夏でも手抜きゼロ!

マタニティの定番・ワンピースもニット素材ならぐっとスタイリッシュ。

30℃台に入る真夏はついTシャツ一枚、タンクトップ一枚で済ませてしまうけれど、レイヤードも素敵。シンプルなパンツとタンクトップにニットワンピースを1枚プラスするだけでマタニティらしくならずこなれ感も。産後はしばらく、授乳や赤ちゃんのお世話で着られないかもしれないから、個人的にもしておきたいコーデです。伸縮性の高いニットで、お腹が大きくても問題なし。

正面とサイドで編み方が違う、こだわりのニットワンピース。肩紐も、ワンアクセントに。

Box Sheer Tanktop/Mesh Knit Dress/Herringbone Linen Trousers/Tong Leather Sandals

吉田怜香

1987 年 8 月 6 日生まれ。自身のブランド「TODAYFUL」を取り扱うライフスタイルショップ「LIFE’s (ライフズ)」のディレクターとして活躍する。卓越したセンスで 20~30 代の幅広い女性に支持されて いる。@4848r

TODAYFUL

「感性によって柔軟に変わりゆくもの」「ずっと変わらない愛すべきもの」 それぞれを大事にし都会的な洗練さと肩の 力がぬけたラフさを程よくミックスしたスタイル を提案 します。日常に馴染みつついつもより少しセンス良くみえるそんな服づくりを 目指しています。 https://lifes-203.com/

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マガジンど 編集部

あらゆるものの温度について探究していく編集部。温度に対する熱意とともに、あったかいものからつめた〜いものまで、さまざまなものの温度に関する情報を皆さんへお届けします。

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